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** ボスウェリア・セラータ **
インド乳香樹
通称 : サライグッガル(salai guggal)  
英名 : フランキンセンスインディア(Frankincense India)
和名 : インド乳香樹  
学名 : ボスウェリア・セラータ(Boswellia serrata )
天然鎮痛薬ボスウェリア 分類 : カンラン科 ボスウェリア250mg
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概要

インド高地に自生するカンラン科のボスウェリア・セラータの樹から採られた樹脂は、サライグッグルと呼ばれインド伝統の療法アーユルヴェーダにおいてリウマチ・関節炎・高脂血症の治療に用いられてきました。

現在、ボスウェリア・セラータの樹から採られた樹脂を精製して抽出されたエキスに含まれるボスウェル酸の抗炎症作用は、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)に見られるような危険な副作用を伴わずに関節炎を和らげる天然治療ハーブとして世界中で愛用されています。

非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)は、継続使用すると胃の具合が悪くなったり、胃潰瘍が起きるなどの副作用があり長期間の使用にはリスクがありますが、ボスウェル酸にはそれらの副作用はありません。

ボスウェル酸の作用は、細胞内で5-リポキシゲナーゼの働きを阻害し、5 -リポキシゲナーゼがアラキドン酸から炎症と痛みの原因となるロイコトリエンを合成する働きを抑えることで炎症と痛みを鎮めます。

さらに関節液と関節軟骨の主成分であるヒアルロン酸を壊す酵素の働きを抑えることで、変形性膝関節症や関節リウマチを予防したり、症状を和らげるといわれています。



生育場所とハーブに使用する部分
 
ボスウェリア・セラータは、インドの乾燥した高地に自生するカンラン科の大きく分かれた枝をもつ落葉高木です。樹皮に切込みを入れると乳液が浸みでて硬化し芳香のある樹脂となります。その樹脂を削り落とし採取し、精製した抽出物が、ハーブとして使用されます。


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ボスウェリアエキスの用途
等 級 用    途
第1級 変形性関節症 
第2級 ぜんそく、関節リウマチ 潰瘍性大腸炎
その他 滑液包炎
第 1級 : 信頼性の高い臨床試験による検証データがあり非常に効果が高いもの
第 2級 : 試験管あるいは動物実験で効果があるとされているもの
        あるいは効果があるとされているもの 
その他 : 主にハーブを使用した民間療法に使用されているもの
        臨床試験による検証データがあり効果があるとされているもの
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伝統療法(科学的に効果が検証されたもの、検証されていないものも含みます)

インドでその樹脂は、サライグッガル(salai guggal) と呼ばれ、伝統療法アーユルヴェーダで、変形性関節症、関節リウマチ、下痢、赤痢、肺疾患、白癬などの治療に用いられてきました。そしてその芳香は、香料としても用いられています。


ボスウェリアの活性成分

ボスウェリア・セラータ樹脂は、精油とゴムとテレペノイドと呼ばれる成分からなり、テレペノイド成分中には、有効成分ボスウェル酸が含まれています。*1

現在、ボスウェリア・セラータ標準化エキス製品は、37.5〜65%のボスウェル酸が含まれたものが流通しています。
最新研究によると、ボスウェル酸には、抗炎症作用があり *2 -- その作用は、従来から抗炎症薬として使用されている非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)の代替治療にも使用できること、長期間の使用でも、非ステロイド系抗炎症薬のように胃の具合が悪くなったり、胃潰瘍を起こすなどの副作用がないことがわかっています。

ボスウェリア標準化エキスは、遊離基(フリーラジカル)の形成と炎症を起こし痛みの原因となるロイコトリエンの体内合成を抑える働きがあります。*3

ボスウェリア標準化エキスの抗炎症作用は、潰瘍性大腸炎にも有効であることが、小規模な二重盲検試験で確認されています。*4
潰瘍性大腸炎の患者に行なわれた臨床試験では、ボスウェリアエキス550mgを1日に3回摂る方法が行なわれています。

慢性関節リウマチや骨関節炎を和らげるためには、ボスウェル酸150mgを1日に3回程度摂るように推奨されています。*5
1日あたり450mgを摂れば良いことになります。

一般に、ボスウェリア標準化エキスの効果を実感するには、8〜12週間継続摂取する必要があるようです。
多くの医者が、ボスウェリア標準化エキスの有効性を確認しており、その効果を推奨しています。


安全性

一般に、定量を守って摂取すれば、ボスウェリアエキスサプリメントは安全です。
まれに起る軽い副作用には、下痢、発疹および吐き気などがあります。
現時点で、他の医薬品との相互作用は報告されていません。



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参考資料

*1. Safayhi H, Sailer ER, Amnon HPT. 5-lipoxygenase inhibition by acetyl-11-keto-b-boswellic acid. Phytomed 1996;3:71-2.    

*2. Safayhi H, Mack T, Saieraj J, et al. Boswellic acids: Novel, specific, nonredox inhibitors of 5-lipoxygenase. J Pharmacol Exp Ther 1992;261:1143-6.    

*3. Singh GB, Atal CK. Pharmacology of an extract of salai guggal ex-Boswellia serrata, a new non-steroidal anti-inflammatory agent. Agents Actions 1986;18:407-12.    

*4. Gupta I, Parihar A, Malhotra P, et al. Effects of Boswellia serrata gum resin in patients with ulcerative colitis. Eur J Med Res 1997;2:37-43.    
*5. Etzel R. Special extract of Boswellia serrata (H15) in the treatment of rheumatoid arthritis. Phytomed 1996;3:91-4.    





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